【お役立ち情報】高齢の親と行く関西万博|事前準備と注意点まとめ【2025年最新版】


高齢者と万博

こんにちは。

終活ガイドのkaoriです。

高齢の親と一緒に大阪・関西万博(2025)を訪れる方に向けて、私自身の体験をもとに、事前準備や注意点を3回に分けてお届けします。今回はその1「事前準備編」です。

先日(4/21)、同居の両親(父82歳・母78歳)と大阪・関西万博に行ってきました。

実際行ってみた感想は「両親とのいい思い出作りができて、思い切って行って良かった!!」と思っています。


1. 高齢の親との関西万博|交通手段の選び方

私の両親(父82歳、母78歳)はジム通いを30年以上続けているほど元気ですが、最近は長距離移動に不安も。自宅から会場(夢洲)まで電車とバスを乗り継ぐのは負担が大きいため、読売旅行のツアーバスを利用しました。

  • ✅ 自宅最寄駅から乗車可能
  • ✅ 会場まで直行(約1時間)
  • ✅ 座ってラクに移動できる

ただし、ツアーバスの駐車場は西ゲートから徒歩20分ほどかかるため、歩行が不安な方は注意が必要です。暑い時期は体への負担も大きくなるため、以下の選択肢も検討しましょう。

  • 万博公式シャトルバス(西ゲートまで比較的近い)
  • 地下鉄夢洲駅から東ゲートへ(アクセス良好)

交通手段のコラム:

さて、大阪・関西万博が開幕しましたが、我が家では世間が全く盛り上がっていない(笑)半年ほど前から「万博に連れて行ってほしい!!」と母からお願いされていました。高度経済成長期の1970年の大阪万博をリアル体験しています両親にとって、55年後の今回の万博は最高にウキウキ・ワクワクする一大イベントと映っていたようでした。

両親は30年ほどジム通いを続けており、そのおかげか二人共とても元気。しかし父は最近は歩くのがゆっくり、母も普段は買い物ぐらいしか歩かない…自宅から万博会場まではバス→電車3線乗り継ぎで1時間半ほどかかる距離。行き帰りだけでも足腰に負担がかかると考え、結局、自宅最寄りの鉄道の駅から会場までバスで連れて行ってもらえる旅行会社(読売旅行)のツアーに申し込みしました。

当日は自宅の最寄駅でツアーバスに乗り込み、1時間ほどで夢洲の万博会場へ。トイレ付のバスではなかったので、両親にはバスに乗り込む前にお手洗いに行ってもらいました。帰りも会場から最寄駅まで座って帰れたのは本当に助かりました。というのも、万博会場は本当に広くて両親・私とも結局2万歩近く歩いており、帰り際は母も腰がだるくなって休み休み移動をするような状況だったからです。

ただし、ひとつ注意点が…

旅行会社のツアーバス専用の駐車場は万博会場の西ゲートからとても離れています。両親に合せてゆっくり歩きましたが20分ほどかかりました。万博公式のシャトルバスの乗降所はツアーバスの乗降所より半分ほど西ゲートに近い距離にありますので、我が家は次回(今回は夕方までのツアーだったので、次回は夜に行きたいと思っています)はシャトルバス利用も検討したいと思っています。

今後改善されるかも知れませんが、ツアーバスの駐車場から西ゲートまでは徒歩しか交通手段がなく、これから暑くなると、ご高齢の方にはますます負担がかかるかと思われます。

公式シャトルバスや、地下鉄の利用(地下鉄夢洲駅から東ゲートまでは直ぐです)も検討しても良いかも知れません。


2. チケットとパビリオン予約の事前準備

ツアー参加者でもパビリオンの事前予約は個人で必要な場合もあります。

予約に必要なもの:

  • 万博ID
  • チケットID(旅行会社から提供)

スマホ操作が苦手な高齢者にはハードルが高いため、家族が代行するのがおすすめです。

旅行会社によってはパビリオン予約済みツアーもあり
会場内の端末でも当日予約可能(空きがあれば)

チケット・事前予約コラム:

ツアーだったので、万博のチケットは旅行社で手配してもらえました。ただし事前予約は自分たちでする必要があったので、旅行会社で手配してもらったチケットのチケットIDと万博IDを紐づけてパピリオンやイベントの事前予約手続きは私がしました。万博のアプリを使ってのこの事前予約はご高齢の方にはなかなかハードルが高いかも知れません。

旅行会社のツアーの中には「〇〇パピリオン団体予約済み」とパピリオンの入場が確約されているツアーもありますので、そういうツアーをお選びになるのも良いかもしれません。また、当日、入場後に会場内設置の「当日登録端末機」でも当日予約が可能です(ただし当日の予約枠に空き枠がある場合)。

飲食店も事前予約ができる店舗があります。事前予約ができるお店は万博の公式アプリに載っています。今回は高齢の親と一緒だったため、昼食は休憩も兼ねて、空調が効いた空間で座って落ち着いて食事ができるお店を確保しておきたかったため「近畿大学水産研究所」を予約しました。

当日は朝も早かったことと、ランチの予約時間(12時半)まで大屋根リングの上を歩いたり、パピリオンを見学をしたりと相当歩いていたため、両親はお腹もペコペコだったようで、「ほっとするねぇ。ご飯もしっかり食べられて元気が戻ったよ。予約しておいてよかったね。」と口々に言っていました。


3. 高齢者と一緒なら「飲食店の予約」もマスト!

万博会場内はフードエリアが多くありますが、混雑・暑さ・長時間待ちが予想されます。

今回は、空調完備で座れる「近畿大学水産研究所」を事前に予約して大正解!

両親:「しっかり座って食べられて助かった!予約してくれてありがとう!」

公式アプリで飲食店の事前予約が可能です。混雑回避・休憩確保のためにも、事前予約はおすすめです。

飲食店予約のコラム:

会場内は飲食店もたくさんあり、外にもベンチなど座って食べられる場所はたくさんありますが、お店は長蛇の列ができていたり、これから気候も暑くなりますので休憩を兼ねて涼める場所の確保のため、飲食店の事前予約を検討されても良いかもしれません。


4. チケットのQRコードは紙でも持参が安心!

スマホに不慣れな方や、電波障害に備えてQRコードを印刷し、名札フォルダーで首から下げて携帯しました。

  • ✅ スマホが使えなくても安心
  • ✅ 各ゲート・パビリオンでも紙でスムーズ入場
  • ✅ 100均で名札フォルダーが手に入る

なお、ツアー参加者には紙チケットも配布されるため、スマホなしでもOKなツアーもあります。

チケット情報コラム:

チケットは両親のスマホにチケットのQRコードを写真で送って、それぞれのスマホで表示できるようにしていましたが、開幕初日に電波障害でスマホが使えなくなったと聞いていたので念のためQRコードを印刷して、首からかけて持ち歩けるように100均で購入した名札フォルダーに入れて準備をしました。これは当日、会場でもいちいちスマホを開かなくても紙を見せるだけで済むので(入場ゲートだけでなく各パピリオン入場の際にも必要)とても便利でした。

因みにチケットは当日ツアー会社より印刷したものがもらえましたので、スマホがない方でも参加可能なツアーでした。


5. 会場内は完全キャッシュレス!事前に準備を

会場内では現金が使えません。

  • 父 → 交通系ICカード(ICOCA)をチャージ済み
  • 母 → 楽天ペイをスマホに設定(初チャレンジ!)

母:「簡単でびっくり!これからも使いたい!」

このように、事前にキャッシュレス決済の準備をしておくと安心です。

※なお、クレジットカードも使用可

会場内のキャッシュレス決済コラム:

会場内は本当に現金は使えませんでした。

父は交通系カード(icoca)に事前にチャージしたものを、母はQRコード決済にチャレンジしてみたいと以前から言っていましたのでよい機会だと思い、母のスマホに楽天ペイアプリを入れてスマホ決済ができるように準備しました。

当日、母は飲食店で初めてスマホ決済にチャレンジしたのですが、お店の方に「私、スマホ決済初めてなんです」と嬉しそうに言いながら、お店の方も「そうなんですね」とニコニコしながら見守ってくださっていました。「こんなに簡単なら町中でも使えそう!!」と嬉しそうにしている母を見て、小さなことですが母の希望を叶えられて良かったとこちらも温かい気持ちになりました。

次回は当日の会場での様子をお伝えしたいと思います。お楽しみに!!


まとめ|高齢者との関西万博は“準備”が成功のカギ!

高齢の親と一緒に万博を楽しむには、交通・予約・決済・休憩の工夫が不可欠です。少しの準備で、負担を減らし、素敵な思い出が作れます。