認知症は「特別」ではなく「身近なこと」
9月は「認知症月間」。9月21日は「世界アルツハイマーデー」として、世界中で認知症への理解を深める活動が行われます。
認知症は誰にでも起こりうる身近なこと。正しく理解し、自然に受けとめることで、ご本人も安心して社会の中でその人らしく暮らし続けることができます。
暮らしやすい社会へつながる取り組み
そんな想いから、私は毎月1回「認知症カフェ」を開催しています。
スターバックス堺筋本町店さんのご協力のもと、先日も第4回「よりみちDカフェ」を開きました。
周囲の理解が広がることで、認知症のご本人はぐっと過ごしやすくなります。
たとえばあるスーパーでは、高齢者や認知症の方、障がいのある方、妊婦さんや子育て中の方に向けて、ゆっくり安心して支払える専用レジを設けているそうです。
利用者のペースに合わせてサポートを行い、誰もが安心して買い物できる——そんな工夫が「暮らしやすい社会」につながっていきます。
私自身も「認知症」を学ぶ中で考え方が大きく変わりました。
だからこそ、まずは「知る」ことがとても大切だと感じています。

参加者の声と学び
「よりみちDカフェ」には、ご本人はもちろん、認知症に関心のある方も参加してくださいます。
毎回、新しい気づきがあり、前向きな気持ちになれる。
そんな温かい居場所を、これからも大切にしていきたいと思っています。
「誰かに話を聞いてほしい」「ちょっと相談したい」そんな思いを気軽に話せます。
認知症や介護に詳しい専門職も同席するので、日常のちょっとした不安や疑問も相談可能です。
「相談したいことがあるけど、どこに行けばいいかわからない」
そんな方にもぴったりの、安心できる居場所です。
「よりみちDカフェ」とは?
毎月一回、スターバックス堺筋本町店の一角をお借りして開催しています。
スターバックスさんが、「私たちがここにいる理由」として、
~この一杯から広がる 心かよわせる瞬間 それぞれのコミュニティとともにー
人と人とのつながりが生みだす 無限の可能性を信じ、育みます~
と挙げられているように、ここから何かが始まる、そんなひとときになればと考えています。
このカフェは、次のような方々が誰でも気軽に立ち寄れる場所を目指しています。
- 認知症のご本人
- ご家族や介護者
- 地域の住民の方
- 介護・福祉に関心のある方
介護や福祉について気軽に話したり、専門職に相談できる安心の場として、地域のつながりを育むことを目的としています。
次回開催のご案内
会場:スターバックスコーヒー堺筋本町店
(大阪市中央区本町1丁目8-12 オーク堺筋本町ビル1階)大阪メトロ堺筋本町駅12番出口すぐ
Googleマップで見る
日時:令和7年10月27日(金)午前10時~11時30分
参加費:無料(※ワンドリンクのご注文をお願いします)
予約不要・出入り自由
「よりみちDカフェ」の特長
~ここに来ればひとりじゃない~
“だれでも・どこでも・どんなときも” つながれる温かな居場所です。
認知症に関わる方も、そうでない方も、どうぞお気軽にお越しください。
専門職との気軽な対話が可能
認知症の方・そのご家族・介護従事者・地域住民がつながる場所
会話だけでもOK。聞くだけ、座っているだけでも歓迎
認知症予防のちょっとしたコツや介護のヒントもお伝えします
【お問い合わせ】
よりみちDカフェ運営事務局(大阪市認知症カフェ登録済)
